煩悩の闇路も地蔵祭りかな
ぼんのうのやみじもじぞうまつりかな
魂棚や拾はれし子の来て拝む
たまだなやひろはれしこのきておがむ
設立場所:伊那市美篶 六道の森
設立年月:平成25年3月10日
碑面:上段57cm、中段67cm、下段95cm×高さ149cm
総高167cm
句碑裏面
井上井月は文政5年(1822)新潟県長岡市生まれの俳人
芭蕉の足跡をたどった後 俳諧一筋に流麗な筆跡の高吟を残し酒を愛し無欲漂泊の生涯をこの美篶の地に終わる
美篶の六道地蔵尊は古い由緒があり遠近の参拝者で賑わうが特に新盆の家では参詣し松の枝に先祖の霊を乗り移らせて帰り盆棚に祭る
句碑由来
毎年8月6日、夜通しで六道地蔵尊の縁日祭が行われる六道の森に、地元の矢野源嗣さんが井月句碑を建立しました。合わせて六道の森の土を使って作った花瓶が寄贈されその除幕式と入魂式が開催されました。
六道の森の井月句碑は、上伊那郡・長野市・新潟県長岡市と合わせて68基目となります。
より大きな地図で 井上井月の句碑 を表示
六道地蔵尊の縁日祭
映画「ほかいびと〜伊那の井月〜」も撮影させていただきました、六道地蔵尊の縁日祭を訪れた井月が「煩悩の闇路(やみじ)も地蔵祭りかな」を詠むシーンは劇中に出て来ます。また、六道地蔵尊の縁日祭を記録した映像はDVDとなって発売中です。
詳しくは井上井月顕彰会にお問い合わせください。
Tel.0265-98-0117
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