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夏の俳句
繭白し不破の関屋の玉あられ
まゆしろしふわのせきやのたまあられ (繭)
養蚕を始めて一ヶ月余、固く白い見事な繭。例えれば、不破の関屋に降りかかる玉霰のようだ。不破の関は、岐阜県不破郡関ヶ原町で昔東山道を固めたが、早く廃止された。壬申の乱、関が原の戦の古戦場でもある。井月が若い頃ここを通ったとしても、関屋があるはずがない。古典に拠っている。
繭白し不破の関屋の玉あられ
(pdfファイル、298756バイト)
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