>
home
>
井月の俳句
>
春の俳句
> 膳椀の露きるうちや春の雪
春の俳句
膳椀の露きるうちや春の雪
ぜんわんのつゆきるうちやはるのゆき (春の雪)
何か客寄りがあった後、使用したお膳やお椀を洗い清めてそのまま露を切るべく外に置く。折から早春のこととて雪がちらちら。お膳お椀の外側は黒く、内側は朱に、漆塗り。その洗い清めた美しさと、雪の清らかさと。
筆者の子供の頃まではどこの家庭も一人一人のお膳に茶碗・小皿・箸をしまっておき、食事には出して食べた。
膳椀の露きるうちや春の雪
(pdfファイル、359853バイト)
春の俳句
インデックス
花に客しらで碁をうつ一間かな
鰷若し橋も小舟もある流れ
柳から出て行舟の早さかな
隣から向ひから来て二日灸
山里や雪間を急ぐ菜の青み
春の月返すに早き波もなし
碁に労れ弓にも倦て鐘霞む
気配りの親と知らるる雀かな
請あはぬこころを頼む接木かな
鯉はねて眼の覚にけり春の雨
蝶に気のほぐれて杖の軽さかな
何処やらに堂津の声きく霞かな
表から裏から梅の匂いかな
紅梅や朝風呂好の女客
霞日や木遣り音頭の唄の節
春風や碁盤の上の置手紙
井月入門
井月展示室
ブログ「ほかいびと」
イベント&メディア情報
協賛者
リンク集
下島勲による
「乞食井月」の素描
ページトップへ
井上井月顕彰会について
会員募集&協賛のお願い
情報募集
お問い合わせ
(c)INOUE SEIGTESU Memorial Foundation all rights reserved.