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冬の俳句
売に来る薄塩ものや初しぐれ
うりにくるうすしおものやはつしぐれ (初時雨)
秋には、鯖鯵鰯秋刀魚等が寒流に乗って日本に近づくので大漁で安価。脂が乗って美味。鮭も鰤も年取り用に。冷凍庫のない時代、塩魚だが、寒くなると行商も薄塩に。その方が味が良い。よく行商が里々を回る。時雨がちの庭先で取引。「つみ込し俵に暖きしぐれかな 井月」の句碑が、東伊那、湯沢梅次郎氏庭にできた。
売に来る薄塩ものや初しぐれ
(pdfファイル、913844バイト)
冬の俳句
インデックス
宮田本陣歴史まつり
目出度さも人任せなり旅の春
酒さめて千鳥のまこときく夜かな
稲積むや鶯の餌を摺りながら
妻持ちしことも有りしを着衣始
紐を解く大日本史や明の春
宵の間もいそがし振や嫁が君
しめやかに神楽の笛や月冴る
哀れさに憎気もさめて冬の蠅
河豚汁やひそひそばなし壁を洩
磯にむれ洲に群明の鵆哉
行暮し越路や榾の遠明り
よき酒のある噂なり冬の梅
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