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冬の俳句
しめやかに神楽の笛や月冴る
しめやかにかぐらのふえやつきさゆる (神楽)
実りの秋、豊作感謝の神社祭典。この句も四徳の神社で詠んだ。山つきの小さな神社も祭礼には神楽奉納。小学生が赤の袴、顔には鼻筋に僅か白粉を引いただけですっかり日常を脱して神聖な神子になりきる。
同じ村人の奏でるしめやかな笛の音。平和な村里に夢幻の時が流れる。気がつけば外は清らかな月光。小川のせせらぎ。静かに夜は更けてゆく。
しめやかに神楽の笛や月冴る
(pdfファイル、38744バイト)
冬の俳句
インデックス
宮田本陣歴史まつり
目出度さも人任せなり旅の春
酒さめて千鳥のまこときく夜かな
稲積むや鶯の餌を摺りながら
妻持ちしことも有りしを着衣始
紐を解く大日本史や明の春
宵の間もいそがし振や嫁が君
哀れさに憎気もさめて冬の蠅
河豚汁やひそひそばなし壁を洩
磯にむれ洲に群明の鵆哉
売に来る薄塩ものや初しぐれ
行暮し越路や榾の遠明り
よき酒のある噂なり冬の梅
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