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冬の俳句
磯にむれ洲に群明の鵆哉
いそにむれすにむれあけのちどりかな (鵆)
夜明けの海岸に、砂浜に、千鳥が盛んに群れ集まって遊んでいる。千鳥には種類が多い。夏鳥、冬鳥、春秋日本を通過する旅鳥。万葉集の山部赤人の歌「ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き河原に千鳥しば鳴く」は季節を特定しない。それが平安時代から冬の季感が生まれ、後世季語としては冬に定着。この句でも一応冬とするが、春秋夏でも通る味わいだ。若い頃の作か。
磯にむれ洲に群明の鵆哉
(pdfファイル、777700バイト)
冬の俳句
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宮田本陣歴史まつり
目出度さも人任せなり旅の春
酒さめて千鳥のまこときく夜かな
稲積むや鶯の餌を摺りながら
妻持ちしことも有りしを着衣始
紐を解く大日本史や明の春
宵の間もいそがし振や嫁が君
しめやかに神楽の笛や月冴る
哀れさに憎気もさめて冬の蠅
河豚汁やひそひそばなし壁を洩
売に来る薄塩ものや初しぐれ
行暮し越路や榾の遠明り
よき酒のある噂なり冬の梅
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