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秋の俳句
草木のみ吹にもあらず秋の風
くさきのみふくにもあらずあきのかぜ (秋の風)
草木に秋風が淋しい。やがて冬枯れの季節。だが、草木にだけ吹くのではない。我に吹くとの認識と、それに耐える上に彼の俳諧があるとの覚悟。
芭蕉は死の2年前、仮の住まいを出て托鉢に命を繋ごうとして、「栖去の弁」を書いた。「なし得たり、風情終に菰をかぶらんとは」と。井月は最も芭蕉に近かった一人であろう。
草木のみ吹にもあらず秋の風
(pdfファイル、153018バイト)
秋の俳句
インデックス
新米や塩打って焼く魚の味
立ちそこね帰り後れて行乙鳥
蕎麦切も夜寒の里の馳走かな
取越て米の祝や今年酒
きり晴や実のりを急ぐ風の冷
名月や院へ召さるる白拍子
大事がる馬の尾筒や秋の風
駒ヶ根に日和定めて稲の花
稲妻や藻の下闇に魚の影
露の音腹も減がに夜の冴
迷ひ入山に家あり蕎麦の花
魂棚や拾はれし子の来て拝む
霜除る菊や小庭のしき松葉
菊咲や陶淵明が朝機嫌
出来揃ふ田畑の色や秋の月
蕎麦切も夜寒の里の馳走かな
大事がる馬の尾筒や秋の風
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