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秋の俳句
立ちそこね帰り後れて行乙鳥
たちそこねかえりおくれてゆくつばめ (帰る燕)
「国へ帰ると云て帰らざること三度」と詞書がある。井月は、信濃に30年いて、庵住を希望すること度々。それには一旦帰郷して戸籍を移す必要があった。明治5年東伊那の中村家で井月送別会を催して送る等したが、その度に途中から引き返した。よほどの理由があったのであろう。
この句の碑が駒ヶ根市中沢桃源院、及び長岡市広西寺に建立された。
立ちそこね帰り後れて行乙鳥
(pdfファイル、234174バイト)
秋の俳句
インデックス
新米や塩打って焼く魚の味
蕎麦切も夜寒の里の馳走かな
取越て米の祝や今年酒
きり晴や実のりを急ぐ風の冷
名月や院へ召さるる白拍子
大事がる馬の尾筒や秋の風
駒ヶ根に日和定めて稲の花
稲妻や藻の下闇に魚の影
露の音腹も減がに夜の冴
迷ひ入山に家あり蕎麦の花
魂棚や拾はれし子の来て拝む
霜除る菊や小庭のしき松葉
草木のみ吹にもあらず秋の風
菊咲や陶淵明が朝機嫌
出来揃ふ田畑の色や秋の月
蕎麦切も夜寒の里の馳走かな
大事がる馬の尾筒や秋の風
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