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秋の俳句
駒ヶ根に日和定めて稲の花
こまがねにひよりさだめていねのはな (稲の花)
伊那ではどこからも西駒ケ岳が望見される。西駒から雨が来る。今日はその駒の峰が晴れて、安定した天気。稲の交配が進んで豊かな実りに。
台風は、立春から210日目、9月1日ころ襲来と昔から恐れられた。今は出穂が早いが昔はそのころが稲の花の時期で警戒を要した。220日も厄日。この句の碑が1987年中沢蔵沢寺にできた。
駒ヶ根に日和定めて稲の花
(pdfファイル、138305バイト)
秋の俳句
インデックス
新米や塩打って焼く魚の味
立ちそこね帰り後れて行乙鳥
蕎麦切も夜寒の里の馳走かな
取越て米の祝や今年酒
きり晴や実のりを急ぐ風の冷
名月や院へ召さるる白拍子
大事がる馬の尾筒や秋の風
稲妻や藻の下闇に魚の影
露の音腹も減がに夜の冴
迷ひ入山に家あり蕎麦の花
魂棚や拾はれし子の来て拝む
霜除る菊や小庭のしき松葉
草木のみ吹にもあらず秋の風
菊咲や陶淵明が朝機嫌
出来揃ふ田畑の色や秋の月
蕎麦切も夜寒の里の馳走かな
大事がる馬の尾筒や秋の風
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